台風1号（2016年）の最新進路予想と7月10日の参院選のお天気は？

2016年7月3日に、観測史上2番目に遅い台風1号が発生しました。気象庁から発表される前に、ヨーロッパのコンピューターがこの台風の発生と予想進路を発表していたのですが、見事的中しました。今後の進路予想と、7月10日参院選の投票日のお天気をまとめてみました。

 

ヨーロッパの気象コンピューターの予想的中！ついに台風1号発生！

7月3日の9時に、カロリン諸島で台風1号が発生しました。

6月30日にヨーロッパのコンピューターが出した台風の予想進路が見事に一致しています。

台風は発達しながら北西に進んでいて、強い勢力で沖縄県の先島諸島を直撃する可能性があり、さらに日本列島の広い範囲に影響が出る可能性があります。

 

今年は台風のたまごができては消えて、台風に発達することがなかったので、7月3日にようやく発生した台風1号は過去2番目に遅くなりました。

双子の台風のたまごや熱帯低気圧が発生するも台風1号はなかなか発生しない・・・

今年は、台風の発生が平年より2ヶ月ほど遅いので、2016年の予想台風数は22ぐらいと例年より少ないそうです。

しかし台風の発生が遅いと、海面水温が高く、台風の勢力が衰えないので、勢力が強いまま日本に近づく可能性が高いので、警戒が必要です。

 

沖縄接近？台風1号の今後の進路予想は？

現在の状況と、沖縄（先島諸島）接近時の気象庁の予報です。

 

7月5日9時（実況）

• 位置：フィリピンの東
• 強さ：強い
• 中心気圧：970hPa
• 真ん中の最大風速：35m
• 最大瞬間風速：50m

 

7月7日9時（予報）

• 位置：沖縄の南
• 強さ：非常に強い
• 中心気圧：940hPa
• 真ん中の最大風速：45m
• 最大瞬間風速：65m

 

7月8日9時（予報）

• 位置：沖縄の南
• 強さ：非常に強い
• 中心気圧：935hPa
• 真ん中の最大風速：50m
• 最大瞬間風速：70m

 

沖縄県の先島諸島に7～8日に接近した後、少し東に進路を変えて東シナ海を北上する予報です。

今回のような台風の場合、そのまま朝鮮半島の方に行くケースが多いそうですが、日本列島上空にかかっている梅雨前線に沿ってやってくるケースもあります。

台風のままだったとしても、衰えて雨雲の塊になったとしても、ものすごい雨が降るようです。

今後の進路は、梅雨前線の位置により変わってくるそうです。

 

なお、梅雨前線に沿って進路を変えた2007年の台風4号では、こんな影響がありました。

• 九州で総雨量1,000ミリ近い記録的な大雨
• 関東で土砂崩れによる建物被害や、新幹線がストップし交通機関が乱れた

 

7月10日の参院選のお天気は？

 

7月10日前後の各地の天気は、台風の進路によって大きく変わってきます。

ただし、台風の影響で、西日本は大雨、関東は猛暑となる可能性があります。

 

台風の湿った空気が梅雨前線に当たり、九州で大雨が降りやすいようです。

また、台風は近くにある高気圧を強めるので、太平洋高気圧が強まり、梅雨前線が北上し、関東では暑くなるそうです。

ただし、前線が北上しても、西日本では紀伊山地や四国山地などの山に湿った空気があたると相変わらずの雨が続くようです。

 

7月10日の参院選の投票日は、各地で猛暑や大雨の可能性がありますので、天候の安定しているタイミングを狙って期日前投票するのもいいかもしれませんね。

 

まとめ

7月3日に過去2番目に遅い台風1号が発生した。

この台風の発生はヨーロッパのコンピューターが予想していて、進路もほぼ的中している。

今後の進路予想は、非常に強い勢力の台風が7～８日に沖縄の先島諸島に接近し、東シナ海を北上する。

7月10日の参院選投票日の天気は、台風の進路次第で変わってくるが、西日本は大雨、関東は猛暑の可能性もある。